昨年の社員旅行も長野市に行きましたが、その際にもう少し足を延ばして軽井沢もどうかと話があったようなので、今回は軽井沢へ。
今回の社員旅行のテーマは「軽井沢らしさを体感する」。
近年軽井沢では日帰りで楽しむ旧軽井沢銀座通りでの食べ歩きなどが人気とのことですが、今回はそこを敢えて外して…と、自然、環境、アート、歴史、時間との調和を体感できればと思い、今年創業110周年を迎える軽井沢星野エリアにあるハルニレテラスと、中軽井沢の軽井沢千住博美術館に行ってきました。
朝8時32分新高岡駅発の北陸新幹線に乗って軽井沢駅へ。
10時18分軽井沢駅に到着。富山より少し寒く感じますが天気が良くて幸先いい感じです。乗り換えなしで2時間足らずで到着も嬉しいですね。
早速タクシーでハルニレテラスへ移動。
やはり軽井沢、ワンちゃん連れの方が多い。大きなハルニレの木が印象的です。
昼食はハルニレテラス内にある「せきれい橋川上庵」。
2023年に店内の改装工事を行ったということで、店内は天井が高くパーティションをなくし解放感があり、大きな窓からハルニレの木々や自然光を取り込んでいます。テラス席では川のせせらぎが聞こえるとのこと。店内はジャズが流れており、おなじみの「お蕎麦屋さん」の雰囲気とは別の心地よさを感じながら有頭海老と季節の野菜の天麩羅盛り合わせや当日挽きたてのお蕎麦に舌鼓。アルコールも美味しく感じられたのではないでしょうか。
店内には段差もなく、車椅子の人やベビーカーも入りやすくなっており、テラス席ではペット連れの人達が過ごしていて、訪れた人達にやさしい空間が広がっていました。
食後に各自で1時間程散策し、タクシーで軽井沢千住博美術館へ。
ほんの少し紅葉が始まっていました。
建物を樹木で隠すと言われていただけあって、建物の外観の全景をみることはできない・・・
竣工時から比べて樹木も茂って、より森の中の散策路のようなアプローチです。歩いていると色々な植物の香りがして、視覚のみならず嗅覚も刺激してくれます。
既存の敷地地形に合わせて緩やかに傾斜している館内では少し乗り物酔いしたような感覚になる人もいたようですが、いつもの歩調よりゆっくり森の中を散策するように進むと馴染みがいいのかもしれません。時間の流れまでも取り込んだような、外の時間と切り離された独特の時間軸に誘われるような感覚になる空間でした。
小さなお子様連れのご家族が「今秋初の千住博美術館だね。」と訪れていたのが、四季を通じて楽しまれているのかなと印象的でした。素敵ですね。
季節や時間帯によって随分違った印象を与えてくれる美術館なのでまた機会があれば再訪したいと思いました。
実は今回訪れたハルニレテラスと軽井沢千住博美術館はいずれも2009年と2011年の竣工。今年で竣工してから13年、15年経った施設は綺麗に手入れされながらより自然、環境との調和が感じられました。
次に、せっかく旅行に来たのだから何かいつもと違うことも体験しよう!ということで、夕食前に普段仕事でよく扱うガラスを使った体験をしてきました。
軽井沢ガラス工房では様々な体験ができるようですが、今回は手頃にできるサンドブラストとフォトフレームの製作体験をしました。
サンドブラスト体験は好きなグラスを選んでデザインしたマスキングテープを貼り、サンドブラストをしてもらって完成。皆さんグラスを選ぶところから楽しそうでした。
フォトフレーム体験はステンドグラス風にフィルムシールを貼っていく作業。4、5色のフィルムを上手に配置。個性が出ますね。
出来上がった作品は郵送で後日会社に届きます。楽しみです。
夕食は軽井沢駅から600m程の場所にある「Au depart Cinq fers(オーデパールサンクフェール)」で。
当初別荘だった建物を改装しレストランとして使われていた建物で、現在はサンクフェールさんが地元信州の食材と飲み物を中心に提供するカジュアルフレンチのお店。周囲には緑が多く落ち着いた雰囲気です。和室の仕様を大きく残しつつ、床の間の壁の部分を大きなガラス窓にして周囲の緑を取り入れた和洋折衷な雰囲気の中で美味しい時間を過ごしました。
お店を出る頃にはすっかり周囲も暗くなっていて、来た時とは随分違う印象。徒歩で軽井沢駅に戻り、帰宅の途に着きました。
今回の旅行は軽井沢を体感することで、五感を刺激される旅行となりました。
リフレッシュし、気持ちも新たに心地よい空間作りのお手伝いができるよう日々の業務に取り組んで参りたいと思います。社長や旅行に参加してくださった皆さん、事前準備にご協力いただいた皆さんありがとうございました。そしてこのような機会をいただけたことをお客様に感謝します。