令和3年4月2日、公募型プロポーザルにおいて最優秀賞に選定された『氷見市海浜植物園リニューアル工事』『氷見市海浜植物園木質化リニューアル工事』業務が完成しオープニングセレモニーに出席させて頂きました。

雲ひとつない晴天のなか、関係者約40名が出席しオープニングセレモニーが執り行われました。

既存の温室内にネット遊具やリカレント研修室、中庭にふわふわドームや大型遊具を整備した第一弾のリニューアル、第二弾はエントランスホールとメインホール、展示ホールに地元・氷見の里山杉をふんだんに使用して、木の香りに包まれた『海浜植物と木育をつなぐ拠点施設』へとリニューアルしました。そのプロジェクトの功績に対して氷見市長より感謝状を頂きました。

式典の後、内覧会が行われ企画・設計プロジェクトリーダーの水野が式典参加者にリニューアルした館内を案内しました。その後、一般来館者の方も訪れ、多くのこども達の笑顔と笑い声で会場はにぎわいました。

メインホールは氷見の里山杉を使用したフローリングに4種類の木製玩具を設置し、子ども達の遊び場「ひみキッズ広場」へとリニューアル

通路部分には、氷見の里山杉を使用した木のトンネルを設け、温室内のネット遊具広場やリカレント研修室へと人をつなげる役割も果たします。

壁面のデザインと施工は富山大学芸術文化学部の学生さんの手で行われました。氷見市の花木でもあります「つまま」の木をモチーフに、見る視点を変えると動物たちが見え隠れするデザインとなっており、新たな発見が楽しく、会話もはずむデザインとなっています。

新しく生まれ変わるこの植物園が目指すテーマでもある『遊ぶ・学ぶ・木育』この3つの柱を軸に、氷見の里山杉を活用した内装木質化と木製玩具、木製什器制作のプロジェクトを通して「こども達の遊び場や学び場」・「人と人」・「人と自然」・「人と環境」をつなげ地域の活性化、人・環境を思いやる心を育む施設造りに取り組んだ。「氷見の豊かな自然」と「こども達の遊び場」そして「人を育てる学びの場」、他の施設には無い、この恵まれた3つのコンテンツが1つにつながることで、より魅力的な場所となり「こども達との会話や笑顔・元気な笑い声」にあふれる「多世代交流の拠点施設」が誕生しました。